エアバス、2019年にA320の月産機数を60機に引き上げ

エアバス、2019年にA320の月産機数を60機に引き上げ

ニュース画像 1枚目:エアバスが開発を進めているA320neo
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エアバスが開発を進めているA320neo

エアバスは2015年10月30日、2019年半ばにA320ファミリーの月産機数を60機に引き上げると発表しました。A320ファミリーはA318、A319、A320、A321の4機種で、現在はエンジン換装型のA320neoファミリーの開発が進められています。

エアバスは今回の決定について、サプライヤーとの生産機数増加に向けた慎重な検討の末に決定したと明らかにしています。増産に対応するため、ハンブルク・フィンケンヴェルダー空港に設けている生産ラインを1本増加します。あわせてトゥールーズの工場では、客室装備について最終組立ラインに統合します。

エアバスは現行のA320ファミリー(CEO)とエンジン換装(NEO)と好調な受注を、それによる受注残を鑑み、生産機数の増加を決定しました。エアバスは、民間機で最も多い月間の生産機数に向けて徐々に体制を整えるとしています。

A320ファミリーはこれまで12,200機を受注、このうち300社、6,700機超を納入しています。4機種で100席から最大240席に対応する単通路機で、高需要から低需要の路線に対応ができます。また、開発中のA320neoファミリーでは、エンジンが取り替えられるほか、シャークレットを装備し、現行から15%、さらに2020年には20%の燃費削減を目指しています。これらA320の最終組立工場は、ドイツのハンブルク、フランスのトゥールーズとあわせ、中国の天津、アメリカ・アラバマ州のモービルと4箇所目に展開しています。

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