三菱航空機、三菱重工業は2015年11月11日(水)、開発を進めているMRJ90の飛行試験初号機の初飛行を実施しました。初飛行は上昇、下降、旋回などの基本特性の確認を行いました。これを受けて各パーツを供給するサプライヤーから祝福の声が寄せられています。
コクピットの航空機用電子機器システム「プロ・ライン・フュージョン」を供給するロックウェル・コリンズ、UTC・アエロ・スペース・システムは電気系統や配電、ナセル、火災・過熱保護、エア・データ・センサ、環境制御システム、キャビン加圧、車輪とブレーキ、氷検出・保護システムなど、さまざまなシステムを提供しています。UTCグループではプラット・アンド・ホイットニーがPW1200Gピュア・パワー・エンジンを提供しています。着陸時に滑走路への着地を支えた降着装置は住友精密工業、タイヤはブリヂストンでした。
三菱航空機、三菱重工業は引き続き、日本国内で飛行試験を行い、2016年第2四半期から、アメリカ・ワシントン州のモーゼスレイクに拠点を移し、2017年第2四半期の量産初号機納入を目指し、飛行試験を行います。