AIRDOは2015年11月27日(金)、2016年3月期中間決算(2015年4月1日~2015年9月30日)を発表しました。売上高は前期比5.9%減の245億7700万円、営業利益は8.0%減の28億9100万円、経常利益は8.7%減の26億5200万円、中間純利益は11.4%増の19億700万円でした。
原油価格は引き続き下落傾向も、円安基調が続き為替相場が運航コストを押し上げ、各社間の競争激化など、厳しい経営環境下にあります。また、AIRDOは行政指導、行政処分に対し、安全に関わる組織の強化、安全管理体制の再構築を図りました。
営業面では、特定便割引運賃の種類を拡充し「AIRDOスペシャル75」を新設、8月には札幌市と締結した連携協定に基づき、観光やMICE向けの割引運賃を国内の航空会社で初めて設定しています。
期間中の営業収入は、2015年3月に2往復を増便した新千歳/仙台線で旅客数が大幅
に増加したほか、需要に応じた運賃設定で増収に努めたものの、新千歳発着の福島、新潟、富山、小松線の4路線を廃止したことから提供座席数が減少し、前年同期比5.9%減の減収となりました。
なお、運航面では、4月に737-500が1機退役し、9月に737-700を1機導入し、機材更新を進めています。また、新千歳空港の深夜早朝時間帯の発着枠を使用し、羽田/新千歳線で計30便を増便したほか、9月のシルバーウィーク期間には新千歳/熊本線のチャーター便を運航しています。
運航実績は、就航率が99.1%で前年同期から0.2%ポイント減、定時出発率は93.6%でした。