ドイツ空軍は、マルチロール空中給油・輸送機(MRTT)を同盟国と共有する多国籍MRTTフリート(MFF)に参加する模様です。Flightglobalが2015年12月2日に報じています。
ドイツ空軍はA310 MRTTを4機保有していますが、これを独力でA330 MRTTに更新することを困難と判断し、オランダとノルウェー、ポーランドが進めていたMFFに参加します。ドイツはこれまでもMFFのオブザーバー参加国でした。
MFFは現在エアバスとA330 MRTT 4機の購入交渉を実施しており、ドイツは3機の購入オプション付きで2016年第2四半期に参加契約を結ぶ予定です。
また、ドイツ空軍とエアバスではA400Mの引き渡しに関しての交渉が続いており、発注53機のうち40機を2019年までに引き取ることが決まっていますが、残りの13機については他国へ販売するなど2018年までに決めなければならないとのことです。