東京消防庁は2016年1月6日(水)、出初式を開催しました。出初式で木遣り行進、はしごのり演技など江戸消防記念会による伝統的な演技が披露されたほか、消防関連のイベントが実施されました。
この出初式では、航空消防救助機動部隊の発隊セレモニーも開催されました。通称「エアハイパーレスキュー」と呼ばれ、首都圏での発生が予想されている直下地震をはじめ、高層ビルの火災対応などヘリコプターの機動性を最大限に生かし、空と地上から安全、安心を守る新たな部隊です。
この部隊は、水難救助、ヘリコプターのホイストを使用した救助、車両吊り下げや大人数を一斉に助け出す大量救出、山岳救助などを行うほか、高層ビルで発生した災害に対応するため消火装置などを備えたヘリコプターを使用し、活動を行います。
また、エアハイパーレスキューには査察広報車や救助車、ポンプ車なども新たに配備されます。
全国各地でも順次、各地の消防署などで出初式が開催される予定で、1月9日(土)、1月10日(日)が集中日となっています。