エアバス・ヘリコプターズは、H145の最大離陸重量(MTOW)を50キロ増加し、3.7トンとすることを2015年12月にヨーロッパ航空安全庁(EASA)から認められたと、2016年1月21日に発表しました。
このMTOWの増加は機体の改造や追加する機器の必要もなく、H145のユーザーは余分なコストをかける必要なしに、2016年初期から3.7トンでの運用が可能になります。これにより、今までより50キロ余計にペイロードや燃料を搭載できることになります。
重いペイロードを搭載して長距離飛行の必要がある緊急医療サービス(EMS)や法執行機関の運用、海上での運用で、ますますH145の有用性が高まるとしています。H145はEC145をパワーアップし、テールローターをフェネストロンに改設計した双発ヘリコプターで、2014年7月のデリバリー開始以来14カ国で53機が運用され、1万1,000時間以上飛行しています。