アメリカ国防総省は、空軍パイロットの夫婦が順調にキャリアを重ね、私生活でも幸せに暮らしているとの記事を紹介しています。
取り上げられた夫婦は、レジーナ・ウォール少佐とジャレッド・ウォール少佐で、共にテキサス州のラフリン空軍基地(AFB)で、レジーナはT-1Aジェイホークの飛行教官、ジャレッドはT-6AテキサンIIの飛行教官を務めています。
ふたりは、2005年にアラバマ州のマックスウェルAFBで航空宇宙基本コース(ASBC)を受講中に知り合いました。ASBCを修了後、そろってネブラスカ州オファットAFBで飛行訓練を受け、ラフリンAFBでフォローオン評価を受けました。ラフリンでは教室の席が隣同士でした。
T-6での訓練を修了するとジャレッドはT-1での訓練のためラフリンにとどまり、レジーナはT-44Aでの訓練のためテキサス州の海軍航空基地(NAS)コーパスクリスティーに異動となりました。カップルが別れ離れになるのは初めてのことです。
2006年12月14日にジャレッドはレジーナにプロポーズして、2日後に結婚し、ふたりはC-130のパイロットとしてテキサス州のダイエスAFBに配属されました。ダイエスからはそろって3回のクウェート派遣を経験しました。「同じ仕事、同じミッションを経験することができ、ふたりの関係は容易に維持できた」とジャレッドが話しています。
2012年春にはアラスカ州の統合基地(JB)エルメンドルフ・リチャードソンに異動となり、秋には第1子を出産しました。ここで夫婦は家族にとってベストなことをしなければならないと話し合いました。
2014年1月にはラフリンに戻り、レジーナはT-1A、ジャレッドはT-6Aの飛行教官になり、階級も少佐に昇進し、第2子が誕生しました。ふたりは夫婦であり同僚であり、中佐への昇進を競うライバルでもあることに満足しているようです。ともに「空軍の言葉で会話できることが良好な関係を保つ理由」とジャレッドは話し、「これまでさまざまな障害を克服してきた。これから何が起こるかは誰にもわからない」とレジーナは話しています。