フィリピン航空とエアバスは、A350-900 6機の購入とオプション6機に関する覚書(MOU)を交わし、2016年2月17日(水)、シンガポール・エアショー会場で発表しました。
フィリピン航空では、A350-900をプレミアム3クラス・レイアウトとし、マニラからアメリカ西海岸やニューヨークへのノンストップ・フライトに使用するとともに、ヨーロッパの新しい就航地を開拓します。A350-900は、マニラ/ニューヨーク間の8,000海里、1万4,820キロメートルを、1年中満席でノンストップ飛行できる性能を持ちます。
フィリピン航空のハイメ・バウティスタ会長兼COOは「A350は世界で最もモダンで効率が高く、快適な旅客機だ。当社の長距離路線全てをノンストップ飛行できる航続性能が決め手」と話しています。
A350 XWBは、エアバスの新しいワイドボディ機で、最新の空力設計とカーボンファイバー製の胴体と主翼、新しい低燃費エンジンのロールス・ロイス・トレントXWBエンジン採用が特徴です。燃料消費と排出ガスを約25%低減し、整備コストも削減できます。標準的なエコノミークラスで18インチ幅のシートを採用するなど、超ワイドなキャビンは全てのクラスを利用する乗客にさらなるスペースを提供します。
A350 XWBは、現在41の航空会社から777機の確定受注を集め、最も成功したワイドボディ旅客機の1機種となっています。