陸上自衛隊第1ヘリコプター団のLR-1、2月15日にラストフライト

陸上自衛隊第1ヘリコプター団のLR-1、2月15日にラストフライト

陸上自衛隊第1ヘリコプター団の連絡偵察飛行隊所属で、日本国内で最後の連絡偵察機LR-1(MU-2C)の19号機が2016年2月15日(月)、ラストフライトを行い、退役しました。これにより、日本の空からLR-1が全機、退役となりました。

LR-1は三菱重工が日本初の多目的ビジネス機として、1963年に初飛行させた双発のプロペラ機MU-2Aの改良型MU-2Cを採用した固定翼機です。陸上自衛隊向けのLR-1は1967年に1号機が初飛行し、1969年から1984年までに20機が陸上自衛隊に納入されました。老朽化に伴い、2000年からはビーチ350キングエアをLR-2として後継機の導入が進められており、これに伴いLR-1は順次退役していました。

航空自衛隊ではMU-2S救難捜索機として同じく活躍していましたが、2008年10月に、MU-2J飛行点検機も1994年3月に退役しています。このほど退役した19号機は約32年間、連絡偵察機として陸上自衛隊で活躍しました。

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