エアバス・ヘリ、ヘリ・エキスポでH160のセールスを本格化

エアバス・ヘリ、ヘリ・エキスポでH160のセールスを本格化

ニュース画像 1枚目:エアバスH160 PT1とPT2
© Airbus Helicopters
エアバスH160 PT1とPT2

エアバス・ヘリコプターズは、2016年2月29日からアメリカ・ケンタッキー州のルイビルで開催されている「ヘリ・エキスポ 2016」で、新型双発ヘリコプター「H160」のアメリカでのセールス活動を本格化させています。

エアバス・ヘリはヘリ・エキスポにH160の実機こそ展示できませんでしたが、デジタル技術を駆使し、石油ガス開発支援ミッションや法執行、救急、緊急医療サービスなど各仕様の座席レイアウトをたバーチャル・リアリティーで体験できるコーナーを設けています。

H160は現在、試作1号機(PT1)が約100時間飛行し、チュルボメカArranoエンジンを搭載したPT2が1月27日から飛行試験を開始、様々な仕様の内装をテストするPT3が2017年に飛行試験に投入されます。

エアバス・ヘリは、様々な仕様のH160を組み立てる2つのムービングラインを設置し、これまでのヘリコプターが36週間かかっていた最終組み立て工程を18週間に短縮します。組み立てラインの最初のワーク・ステーションは2016年末に設置されるなど、量産体制も整いつつあります。

H160は、H145とH175の間を埋める5.5トンから6トンクラスの中型双発ヘリコプターで、AS365やEC155の後継機となります。複合材ボディや高安定性・低騒音のブルーエッジ・ローターブレイド、機敏で操縦の容易なバイプレーン・スタビライザーなどを採用しています。

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