ユーロファイターがオーストリア航空の767をインターセプト、強制着陸!?

ユーロファイターがオーストリア航空の767をインターセプト、強制着陸!?

ニュース画像 1枚目:オーストリア航空の767をエスコートするオーストリア空軍のユーロファイター
© Bundesheer / Christian Probst
オーストリア航空の767をエスコートするオーストリア空軍のユーロファイター

2016年3月2日、オーストリア空軍のユーロファイター2機が、オーストリア航空のボーイング767-300ER「OE-LAZ」を相手に、ツェルトベク飛行場に強制着陸させる訓練を実施しました。

訓練は、フライトプランが未提出で無線交信できない航空機がオーストリア領空に侵入したとの想定で行われました。緊急発進命令を受けたユーロファイターが超音速(時速2,000キロ以上)で「ターゲット」へ向かい、急減速してターゲットを視認しました。

ユーロファイターの1番機はターゲットの横を飛行して登録記号や国籍、航空機の種類を識別、報告し、2番機は監視するため背後の射撃位置につき、そして報告に必要な写真撮影をしました。

767とは無線交信ができないため、ユーロファイターは国際信号である翼を振る動作を行い767を先導して強制着陸させる空港に向かい、運用している滑走路上空を飛行して着陸を指示して着陸させ、約20分間の訓練が終了しました。

訓練に協力したオーストリア航空のボーイング767-300ER「OE-LAZ」は、アイルランドのシャノンでニューカラーに塗り替えられ、帰国する機体でした。

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