航空機改修を手がけるパックアビ・グループ(PACAVI Group)は2016年3月10日、A320/A321旅客機の貨物機改修(passenger-to-freighter:P2F)プログラムで、追加型式証明(STC)の取得に向けた進捗状況を発表しました。
PACAVIグループは2015年1月から、ドイツのフランクフルト・ハーン空港でHAITECエアクラフト・メンテナンスにA320を引き渡し、P2Fプログラムの1機目で改修を行っています。2015年12月には予備設計審査(PDR)を行い、改修前のテストを完了した状態で、数週間以内に詳細設計審査へと移行します。
PACAVIグループが手がけるA320 LITE貨物機は、積載量21トン、航続距離は約3,200海里をめざしています。新たに140インチのメインデッキの貨物ドアを装備するほか、メインデッキなど消火剤の注入や酸素流入阻止ができない「Class E」貨物室とします。
なお、詳しい計画については、PACAVIのウェブサイトの「A320-A321 FREIGHTER LITE」のページを参照ください。