ボーイング、エア・ヨーロッパに初の787新造機を納入 SMBCがリース

ボーイング、エア・ヨーロッパに初の787新造機を納入 SMBCがリース

ニュース画像 1枚目:エア・ヨーロッパ、初の787新造機を受領
© Boeing
エア・ヨーロッパ、初の787新造機を受領

ボーイングは2016年3月15日、エア・ヨーロッパに初めてとなる787新造機を納入しました。この機材は、SMBCアヴィエーションキャピタルがリース契約したもので、SMBCとしても初めての787となりました。さらに、スペインに納入される787としても初めてとなりました。

この機体は、機体記号(レジ)「EC-MIG」で、サウスカロライナ州ノースチャールストンで製造され、3月16日にエア・ヨーロッパの本拠、マドリードに到着しています。今後、マドリード/マイアミ線に投入される予定です。

エア・ヨーロッパは、2015年に787-9を14機発注しており、787-8とあわせ計22機を発注しています。これらの機材は2022年まで順次、導入を進めていく予定で、2016年はさらに4機の787を受領する予定で、ボゴタ、ニューヨーク、サントドミンゴ線に投入されます。

2016年に納入される機材はいずれもSMBCがエア・ヨーロッパとリース契約を締結した5機の787です。いずれもセール・アンド・リースバック契約で、6月と8月に1機ずつ、12月に2機が納入される予定です。

この受領についてエア・ヨーロッパの親会社、グローバリア(Globalia)のファン・ホセ・イダルゴ社長は「このデリバリーは、エア・ヨーロッパの新しい時代の幕開けとなる。最新の787ドリームライナーは、ネットワーク拡大や運航面で大きなメリットを提供してくれるだろう」とコメントしています。

なお、エア・ヨーロッパはすでにLOTポーランド航空から「SP-LRF」の1機をリースで導入しており、これに続く787となりました。ちなみに、「SP-LRF」はLOTの塗装に加え、機体後部にエア・ヨーロッパのロゴが描かれている珍しい塗装が施されており、エア・ヨーロッパ塗装のみの787は「EC-MIG」が初めてとなります。

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