エールフランス航空、「スチュワーデス」の乗務から70周年

エールフランス航空、「スチュワーデス」の乗務から70周年

ニュース画像 1枚目:現在のエールフランスの客室内での風景
© Air France
現在のエールフランスの客室内での風景

エールフランス航空は、機内で安全やサービス業務を担う「スチュワーデス」の乗務から70周年を迎えます。最初の「スチュワーデス」は1946年4月に乗務し、現在に至るまで機内でのサービスの品質や高い安全性を保つ役割を果たしています。

エールフランスには現在、13,500名の客室乗務員が在籍し、このうち8,800名が女性スタッフです。これらのスタッフは、フランスが「芸術の国」と言われる親善大使の役割を果たし、ユニークで機転の効いたサービスを提供しています。

エールフランスの客室乗務員の歴史は、1938年にパリからニューヨークへ向かう23時間45分のフライトで、最初のスチュワードが乗務しました。その後、「スチュワーデス」も加わり、スチュワードはギャレーで食事の用意や乗客の対応を行い、スチュワーデスは乗客を歓迎する役割でした。

現在は、そのデザインも注目されている制服ですが、初期の「スチュワーデス」の制服は「ミリタリ」風のものでした。1946年にデザイナーのジョーゼット・レナルが手がけたときは、スーツ、ドレス、コートを提供、さらにその5年後によりフェミニンなスタイルが採用され、60年代のジェット時代にはクリスチャン・ディオールが手がけ、フランスの代表的なデザインが選ばれてきました。現在、2005年にリニューアルされた制服は専門職の重要性を強調した「オートクチュール」のユニフォームとなっています。

ちなみに、スチュワードとスチュワーデスが正式に客室乗務員と認定されたのは1955年でした。専門職として認定に加え、ジェット機の導入、その後に登場したワイドボディ機の登場で、顧客サービスの改善も進みました。さらに、チームワークによる業務が確立され、キャビンのエリアで業務を割り当てたほか、安全面や救助訓練のスキルや知識でも対応力が高められてきています。

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