ANA、3月22日発生のシステムトラブル原因はサーバー中継機の故障

ANA、3月22日発生のシステムトラブル原因はサーバー中継機の故障

全日空(ANA)は2016年3月30日(水)、3月22日(火)に発生した国内線のシステムトラブルの原因について、原因究明の結果と今後の再発防止策について発表しました。

このトラブルは3月22日(火)、4台ある国内線システムのサーバーの内、1台に不具合が発生、その後8時20分ごろには4台すべてに不具合が発生したものです。

ANAは今回のトラブルの原因を、4台あるデータベースサーバー間の同期処理を中継するネットワーク中継機の故障であったことを明らかにしました。また、中継機が故障したことを知らせる「故障シグナル」の発信機能が正常に作動せず、予備の中継機に切り替える作業が自動的に行われなかったともしています。

ANAは再発防止策として、同一事象が再発し、ネットワーク中継機が「故障シグナル」を出さない場合でも、データベースサーバーからネットワーク中継機の故障を検知できるように改善を実施しました。機器の故障原因は製造メーカーで解析を行った上で、今後改善策を検討し、他の国内旅客システムについても総点検を行うとしています。

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