国土交通省航空局は2016年4月8日(金)、航空整備士と製造技術者の養成と確保に向けて設置された「航空機整備士・製造技術者養養成連絡協議会」の2015年度の検討結果について公表しました。
「航空機整備士・製造技術者養養成連絡協議会」は日本航空機操縦士協会と国土交通省などの各省庁、製造事業者、航空会社各社などが航空機関連産業の発展に向けて、整備士・製造技術者を養成・確保することを目的に2014年8月に設立されたものです。
2015年度の検討では、整備士の英語能力向上に向け「新 これから学ぶ航空機整備英語マニュアル」の整備や整備管理従事者講習会の開始についてなど整備士養成をテーマに議論されたほか、製造技術者の養成をテーマに、技能認定制度、人材育成効率化のための共通教育、生産管理や品質保証などの人材育成、技術者の確保や育成に向けた現状分析や諸課題について検討が実施されました。
また、裾野の拡大を図る目的で航空の仕事の魅力を伝えるウェブサイト「skyworks」を開設、女性人材の増加に向け、女性を対象とした現役の女性操縦士、女性整備士、女性製造技術者による講演会を開催するなどの取り組みが実施されました。
なお、航空局は「航空機操縦士養成連絡協議会」の検討結果についても、併せて発表を行っています。
