2016年6月5日(日)、千葉市美浜区で開催された「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2016 日本」の決勝戦で、日本から出場している室屋義秀選手が大会初優勝を遂げました。
6月5日(日)に実施された決勝戦では、6月4日(土)の予選が天候不良で中止さたため、各選手の現在の年間総合順位で対戦相手が決められました。
マスター・クラス出場選手14人から8人に絞り込む「ラウンド・オブ・14」で室屋選手は、スモークが出ないトラブルに見舞われ、1秒のペナルティタイムが課されたものの、対戦相手のカナダのピーター・マクロード選手が、規定を上回る重力「G」が機体にかかる「オーバーG」でDNFとなり、「ラウンド・オブ・8」に進出しました。
「ラウンド・オブ・8」では、他の選手が1分5秒台以上のタイムで飛行する中、室屋選手は1分4秒610の最速タイムを記録し最終ラウンドに進出、4人の選手でタイムを競い合う最終ラウンドでも、室屋選手1人が1分4秒台の1分4秒992のタイムで飛行し、優勝しました。
なお、2位はチェコのマルティン・ソンカ選手、3位はアメリカのカービー・チャンブリス選手が獲得しました。室屋選手のレッドブル・エアレースでの優勝は今回が初めてです。