アントノフ、アゼルバイジャンに準備するAn-178最終組立ラインを歓迎

アントノフ、アゼルバイジャンに準備するAn-178最終組立ラインを歓迎

ニュース画像 1枚目:初飛行時のAn-178
© ANTONOV
初飛行時のAn-178

アントノフは2016年6月6日(月)、アゼルバイジャンの代表団が同社を訪問、An-178多目的輸送機プログラムでの協力について話し合いを行なったと発表しました。代表団はアゼルバイジャン政府に代わり、An-178の生産を手がける意向を表明しました。

アゼルバイジャンでは、シルク・ウェイ・エアラインズが2015年にAn-178の初飛行後に購入契約を締結、ローンチカスタマーとなります。代表団は初飛行とあわせ、ドバイ、パリ、ベルリンでの展示と、現在の試験飛行について状況を注視しているとし、2018年には発注済みの初号機を含む2機が納入される予定です。さらに8機を順次、導入する予定です。この初号機が納入される2018年半ばには、アゼルバイジャンで最終組立ラインが整備されるだろうとの見込みを示しています。

シルク・ウェイ・エアラインズは保有するAn-12を更新します。同社はAn-12の運航経験と知識を豊富に有しているものの、機体寿命が近づいていることから、その更新プログラムを決定しました。また、同規模の中型輸送機では、KC-390もあるものの価格面でAn-178に分があるとし、最新の装備も魅力的だとしています。

アントノフは、An-178プログラムにアゼルバイジャンの協力を歓迎するとしています。

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