ワンワールドはインド、キングフィッシャー航空が2012年2月10日、アライアンスに加盟すると発表しました。インドの航空会社では初めてのアライアンス加盟になります。ワンワールドでは2012年にエア・ベルリン、マレーシア航空の加盟が予定されていますが、その最初の会社となります。
ワンワールド加盟社ではインドに就航するのがアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、日本航空(JAL)、カンタス航空、ロイヤル・ヨルダン航空で、正会員11社のうち7社が就航乗入れ地点はデリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバードですが、キングフィッシャーの加盟で新たに40地点が加わることになります。
ちなみに2012年にワンワールドに加盟する3社はいずれも経営再建中。エア・ベルリンは路線網の見直しに着手、マレーシア航空もJALをお手本に路線削減と再建を進めるとしてすでに一部路線の運休を発表。
キングフィッシャーも資金繰りの悪化によりスタッフへの給与支払いが滞り、運休が伝えられ、多難な会社が多いのが実情。このアライアンスの拡大、本当に喜べるか否かはしばらく時間をかけて見守りましょう。3社とも再建されれば、大きなネットワーク拡大で利便性が高まるはずです。