エンブラエル、KC-390で初の国外飛行を成功裡に終了 約3万キロを飛行

エンブラエル、KC-390で初の国外飛行を成功裡に終了 約3万キロを飛行

ニュース画像 1枚目:エンブラエル KC-390
© Embraer
エンブラエル KC-390

エンブラエルは2016年7月28日(木)、開発中の新型軍用輸送/空中給油機KC-390が初のブラジル国外への飛行を行い、成功裡に帰国したと発表しました。KC-390の初号機「PT-ZNF」で実施したもので、23日間に渡る遠征で、計48飛行時間以上を記録しました。

エンブラエルはKC-390プロトタイプ2機で試験飛行を実施しており、これまでに400飛行時間以上を記録しています。このKC-390はイギリスで開催されたファンボロー・エアショーで国際デビューを果たしたほか、開発プログラムのパートナー、潜在的な顧客向けにデモフライトを実施しました。

初のブラジル国外へのフライトは、フェリーフライトだけで16,300海里、約30,200キロメートルの移動距離となりました。寄港地は、カーボベルデのサル、ポルトガルのアルベルカ、チェコのプラハ近郊、エジプトのカイロ、アラブ首長国連邦のアブダビ、そしてマルタ共和国を巡りました。訪問地では最高気温が摂氏45度で、その中でも運用された実績を踏まえ、エンブラエルでは高いレベルの成熟度が示されたとコメントしています。

エンブラエルは2017年第2四半期に認証を獲得、2018年に初号機の引き渡しを予定しています。

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