防衛省・統合幕僚監部は2016年9月25日(日)、中国機が推定を含め8機が東シナ海を飛行したと発表しました。確認されたのは、中国のTU-154情報収集機 1機、Y-8情報収集機1機、H-6爆撃機4機、中国の戦闘機と推定される2機です。航空自衛隊の戦闘機がこの飛行に緊急発進し、対応しました。
TU-154とY-8は上海方面から沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を飛行、H-6と推定の戦闘機は台州、温州方面から沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡へ飛行し、太平洋へ向けて飛行した後、いずれも同じ航路を戻っています。宮古海峡を中国の戦闘機が通過するのは初めてとみられます。
中国側は、訓練にはH-6K、Su-30、空中給油機が太平洋へ向けて飛行したとしており、9月12日に第12空軍爆撃機、戦闘機、AWACS、空中給油機などで西太平洋を訓練飛行して以来のこととしています。今回は、東シナ海防空識別圏をパトロールしたと発表しています。
同時に、訓練には40機以上が参加し、偵察、早期警戒、海上攻撃、空中給油訓練などが行われました。中国国防省はH-6とSu-30の編隊飛行、空中給油の様子を画像で公開しています。