香港国際空港は2030年までのマスタープランを公表していますが、このうち第3滑走路建設を香港特別行政区政府に提案しました。香港政府は2012年の早い段階で滑走路建設の是非を判断する予定です。
香港国際空港の3本目の滑走路は、第3滑走路を現在の2本の滑走路と平行して北に作る計画。建設前に2本の滑走路の発着を効率化する計画ですが、空港が立地する地形などから同時離着陸方式が採用できないといった説明を加え、最終的に3本目を建設する予定です。
3本の滑走路が完成すると運用方法も現在と変わる予定です。新たに作る最も北に位置する3本目の滑走路が着陸専用、真ん中の第2滑走路が離陸専用、南に位置する第1滑走路は時間帯など離発着に使う滑走路とする計画です。これで1時間に102便の離発着が可能になります。
この計画に対し、ハブ空港として利用するキャセイパシフィック航空、世界各地の空港で構成する国際空港評議会(ACI)も賛成を表明しています。