ボーイング、ノースチャールストン工場で787-10初号機の最終組立を開始へ

ボーイング、ノースチャールストン工場で787-10初号機の最終組立を開始へ

ニュース画像 1枚目:ボーイングが開発を進めている787-10
© Boeing
ボーイングが開発を進めている787-10

ボーイングは近く787-10初号機の最終組立を開始します。787-10はサウスカロライナ州に所在するノースチャールストン工場でのみ製造する予定で、初号機はラインナンバーが528、「ZC001」です。

ボーイングは、787-10プログラムのスケジュールについて2016年に組立を開始、2017年に初飛行、2018年の初号機引き渡しと発表しており、スケジュール通りに進捗している模様です。初号機のLN「528」はロールスロイスのトレント1000エンジン搭載で、各種試験を終えた後は、シンガポール航空に納入される機体とみられます。

ボーイングは787-10については、154機の確定発注を獲得しています。日本の航空会社では全日空(ANA)が2015年3月に3機を発注しています。最も多く発注しているのは、シンガポール航空とエティハド航空、エア・リース・コーポレーションがいずれも30機ずつ、エバー航空が18機、ユナイテッド航空が14機、ブリティッシュ・エアウェイズが12機、GECASが10機、エールフランス・KLMが7機となっています。

エンジンはこれまでの787と同様にロールスロイス、GEから選択でき、ANAはトレントエンジンを選定しています。

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