787-10に搭載するトレント1000TEN、787搭載で初飛行

ロールス・ロイスは2016年12月7日(水)、787ドリームライナーに開発を進めるトレント1000TENを搭載、初飛行を行いました。試験飛行はボーイングの787-8、機体記号(レジ)「N7874」に搭載し、ボーイングフィールドから離陸し、ワシントン州の海岸を飛行しました。

「N7874」は、ボーイングのテストパイロットのJennifer Henderson機長が操縦桿を握り、高度43,000フィート、速度はマッハ0.85を記録しました。Flightraderによると、飛行時間は12月7日が1時間52分、2回目となる12月8日は4時間11分でした。

トレント1000TENは、2011年に787-8の定期便初飛行を行った全日空(ANA)の「JA801A」をはじめ、787に搭載されているトレント1000の性能向上型で、「TEN」は「Thrust, Efficiency and New Technology」を略し、推力、効率と新技術がつぎ込まれています。トレント1000TENは787-10への採用も決定しています。