エア・ベルリン、ネットワーク再編にはずみ ウェットリース契約が承認

エア・ベルリン、ネットワーク再編にはずみ ウェットリース契約が承認

ニュース画像 1枚目:エア・ベルリンのA320
© airberlin
エア・ベルリンのA320

エア・ベルリンは2017年1月30日(月)、ドイツ連邦カルテル庁から、ルフトハンザ・グループへのA319、A320のウェット・リース契約について、無条件で承認されたと発表しました。同社は規制当局の決定を歓迎し、ベルリンとデュッセルドルフの2空港でデュアルハブ戦略を進め、集中的にネットワークを構築するビジネスモデルに向け、同社の再建計画を進めます。

この契約は、ルフトハンザ・グループとエティハド・アビエーション・グループ(EAG)は2016年12月、エア・ベルリンの保有機について、ウェット・リース契約を締結していたものです。ルフトハンザ・グループ傘下のユーロウイングス・グループに33機、オーストリア航空に5機、計38機をエア・ベルリンが6年間にわたりリースするものです。

連邦カルテル庁はこの判断について、競合他社からの航空機リースは、競合他社を買収する事案と異なる評価が必要とし、ルフトハンザ・グループはエア・ベルリンとの合意で、エア・ベルリンの発着枠を引き継ぐことはなく、リースに伴いエア・ベルリンが使用するスロットの再配分にも影響しないとし、この契約を認めました

この契約をめぐり、ライアンエアは反対意見を示していましたが、旅行代理店の多くは競争上の観点から、懸念表明はありませんでした。

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