エアバスは2017年4月3日(月)、ドイツ・ハンブルクのカスタマー・デフィニション・センター(CDC)を拡張し、A330、A320の顧客向け施設を増設すると発表しました。CDCは2014年にA350 XWBの顧客向けの客室製品ショールームとして開設され、今回の増設でハンブルク施設でA350、A320、A330の3機種に対応します。
CDCの拡張は、近接する大型格納庫に最先端設備を備えた施設として再開発するもので、工事期間はおよそ2年、増設部分の広さは約4,500平方メートルの2階建てとなります。
CDCは、専門エリアに分かれて顧客に提案ができるようになっており、客室装備品を実際にテストできるエリア、様々な製品が陳列されたショールーム、材料や照明を決めるモックアップを備えたデザインスタジオ、さらにイノベーションエリアがあり、A320とA330の顧客専用の客室製品ショールームとなります。この専門エリアで顧客となる航空会社は、機内装備について一から効率的に仕様を確定することができ、エアバスはそのワンストップショップ・サービスを提供します。