ボーイング、低率初期生産2機目のKC-46Aが初飛行 レーダーなど試験へ

ボーイング、低率初期生産2機目のKC-46Aが初飛行 レーダーなど試験へ

ニュース画像 1枚目:KC-46
© Boeing
KC-46

ボーイングは2017年5月2日(火)、低率初期生産2機目のKC-46A空中給油機が4月29日(土)に初飛行したと発表しました。これにより、ボーイングが開発を進めているKC-46A試験機は計6機となり、アメリカ空軍への納入に向けた地上、飛行試験ともに体制の効率化を図り、あわせて体制も拡充するとしています。

6機目となった最新のKC-46Aは、レーダー、無線機を含む各種システムが電磁干渉なく安全な運用を確認する試験に使用されます。ボーイングは、767-2Cの1機を空中給油装置を搭載する改修を進めており、ちかく給油機能を装備した試験機が4機になるとも発表しています。

ボーイングによると、2017年5月初旬までに累計でおよそ1,600飛行時間を記録、このうちF-16、F/A-18、AV-8B、C-17、A-10、KC-10と計1,200回を超えるコンタクトを実施していると明らかにしています。KC-46は、ボーイングが製造を手がける民間機の767をベースに軍用に転用する機種で、空中給油任務をはじめ、人員、貨物輸送を含む多用途機として開発されており、エバレット工場で179機の製造が見込まれています。

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