海保「ちゅらわし」、フィリピンで日本供与のPCG巡視艇と訓練を実施

海保「ちゅらわし」、フィリピンで日本供与のPCG巡視艇と訓練を実施

ニュース画像 1枚目:日本供与のPCG巡視艇と会合、通信訓練
© 海上保安庁
日本供与のPCG巡視艇と会合、通信訓練

海上保安庁は2017年5月12日(金)から5月14日(日)まで、フィリピンに海賊対策のため第11管区那覇航空基地所属のファルコン900「ちゅらわし」を派遣しました。これにあわせ、フィリピン沿岸警備隊に供与した40メートル級巡視艇と初めて連携訓練を実施し、フィリピンの海上保安機関との連携・協力関係を強化したほか、意見・情報交換を実施しました。

連携訓練は、2017年1月に日比海上保安機関間で締結された長官級協力覚書に基づいて実施された初めての取り組みで、ファルコン900がフィリピン近海の公海上を哨戒中のところ、海賊・武装強盗事案が急増するスールー諸島付近海域で海賊関連の事案が発生したと想定し、実施されました。

アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センターからの第一報から訓練を開始し、海保のファルコン900がフィリピン沿岸警備隊(PC)からの対応要請を受けて、2017年3月就役したフィリピン沿岸警備隊の新鋭巡視艇と連携訓練が行われました。なお、派遣された「ちゅらわし」は、公開されている画像から「JA8571」とみられます。

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