カタール航空は2017年6月上旬から、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなど、中東7カ国がカタールとの国交断絶に伴い一部路線で運航を停止していますが、その他大半のフライトは予定通りスムーズに運航していると、2017年6月14日(水)付けでプレスリリースを公表しました。
6月中旬の1週間を見ると、ドーハを発着する世界150都市以上に約1,200便を運航しており、このうち90%のフライトは定刻の15分以内に出発し、大部分のフライトは現在の情勢に影響を受けず、スムーズな運航を実施していると紹介しています。現在、カタール航空は運航停止による影響を受ける利用者に対し、コールセンターを増員して返金、再予約に柔軟に対応するサポートを行い、引き続き路線ネットワークを拡大し、様々な賞に値する価値あるサービスの提供を継続していく方針を示しています。
なお、カタール航空は、この航空路線の封鎖は前代未聞であり、民間航空機の飛行の権利に反することから、国際民間航空機関(ICAO)にその違法性を訴える姿勢です。
カタール航空は6月13日(火)にはドーハ/ダブリン線に就航したほか、7月4日(火)からはニース線、7月17日(月)からはスコピエ(マケドニア)線、また2018年にかけて、ラスベガス、キャンベラ、ドゥアラ(カメルーン)、リーブルヴィル(ガボン)、メダン(インドネシア)、リオデジャネイロ、サンティアゴ(チリ)、サラエボ線などへの就航など、今後も路線ネットワークを拡大していくほか、2017年6月19日(月)から6月25日(日)に開催されるパリ・エアショーでは、「FIRST IN BUSINESS CLASS」と称した新ビジネスクラスを公開します。詳しくは、カタール航空のウェブサイトを参照ください。