美保C-2の滑走路逸脱、慣性基準装置の作動前に機体始動が要因

美保C-2の滑走路逸脱、慣性基準装置の作動前に機体始動が要因

ニュース画像 1枚目:C-2
© 航空自衛隊
C-2

航空自衛隊は、2017年6月9日(金)に美保基地に配備されているC-2、「78-1205」が滑走路逸脱した事案について原因を発表、地元自治体などに説明しています。

機体の制御が出来なくなった要因として、機体の速度や姿勢を確認する慣性基準装置の作動前にパイロットが機体を始動したため、装置は機体が高速で移動していると誤認識した状態となり、保護機能が作動して操縦桿の操作などができなくなったとしています。

準備完了を確認する手順が操作手順書に記載されておらず、これを加え、訓練を実施することで再発防止につなげる方針です。なお、C-2には機体の異常などは確認されていません。

この記事に関連するニュース
メニューを開く