ジャパンインベストメント、737 MAX 8を10機発注へ 初の直接契約

ジャパンインベストメント、737 MAX 8を10機発注へ 初の直接契約

ニュース画像 1枚目:JIA塗装の737 MAX
© Boeing
JIA塗装の737 MAX

ボーイングは2017年6月20日(火)、東証マザーズに上場するジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)と737 MAX 8を10機、契約する覚書を締結したと発表しました。カタログ価格で10機で約11億2,000万ドル、日本円で約1,232億円相当です。契約が確定次第、ボーイングの受注・納入リストに掲載される予定です。

JIAは、航空機オペレーティング・リース事業を中心に環境エネルギー事業、M&Aアドバイザリー事業など様々な金融ソリューション事業を展開しています。このうち、ボーイング737、777を含む約60機のオペレーティング・リース事業はJIA子会社のJPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS)が担っています。

JIAがボーイングの新造機を直接発注するのは、これが初めてで、今回契約した機体は2021年以降、順次デリバリーされる予定です。JIAはグループで運用する航空機アセットに新たな機種が加わり、オペレーティング・リースの対象資産ポートフォリオに広がりが確保できるとしています。また、市場は格安航空会社(LCC)の台頭をはじめ、単通路機で燃費効率の良い航空機購入のニーズが高まっており、オペレーティング・リースのレッサーとして、多くの航空会社のニーズに応えることができると説明しています。

なお、契約はボーイングの日本総代理店で、JIAの株主の双日の協力を得て実現したものです。今後、JIAはボーイング、双日と共同で737 MAX 8のユーザー候補の航空会社の選定に取り組むとしています。

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