エアバスは2017年7月13日(木)、デルタ航空に初めてとなるA350-900を引き渡しました。アメリカの航空会社が受領する初めてのA350で、機体記号(レジ)は「N501DN」、デルタ航空でのシップナンバーは「3501」です。
A350の性能に加え、環境に優しい機材として、アメリカ本土からの長距離路線に投入される計画で、秋にも太平洋路線で運航を開始する予定です。エアバスは2017年中にA350を5機、デルタ航空に引き渡しする計画で、製造番号(msn)「135」の2機目は組立が完了、msn149とmsn160、msn164の3・4・5機目は最終組立ラインで作業が進められています。
デルタ航空のA350は、全席個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを装着する機材で、ビジネスの各座席にスライド式ドアを設置します。機内仕様は、「デルタ・ワン」が32席、デルタプレミアムセレクトが48席、エコノミーが226席、計306席となります。機内では2Kuのインターネット接続を提供し、上空でのオンライン環境も高速で楽しめます。
同社が発表しているスケジュールでは、国際線には10月30日(月)の成田/デトロイト線に投入される予定で、その後は11月18日(土)から仁川線、2018年1月17日(水)から北京線にも投入される計画です。