ボンバルディアは2017年7月20日(木)、世界初となる2クラス制で86席を装着するDHC-8-400(Q400)をフィリピン航空に引き渡したと発表しました。カナダ・トロントのダウンスビュー空港に隣接する同社施設で製造された機体で、製造番号(msn)「4561」とみられます。
ボンバルディアは、より多くの旅客が搭乗でき、リージョナル路線の活性化に繋がる機材を提供できるソリューションを航空会社に提供できる良い実例だとコメントしています。これまで、2014年にはQ400のモノクラス86席仕様を提供しているほか、2018年にはモノクラスで90席仕様を提供する計画で、旅客需要が高く、航空会社の収益性を高める方策として座席数を増加した新たな仕様のQ400を提供しています。
フィリピン航空の新たなQ400は、プレミアムエコノミーがシートピッチ33インチ、エコノミーが29インチとなっており、2週間以内にも定期便へ投入される予定です。