アメリカ太平洋空軍は2017年9月23日(土)早朝、グアム・アンダーセン基地に前方展開する第37遠征爆撃飛行隊所属のB-1Bランサー爆撃機で、北朝鮮の東岸の国際空域を飛行したと発表しました。この飛行にあわせ、嘉手納基地のF-15CがB-1Bを護衛、共に飛行したほか、KC-135がB-1Bへ給油するなど、任務を支援しました。
今回の飛行はアメリカ空軍によると、21世紀に入りアメリカ軍の戦闘機、あるいは爆撃機が飛行した中で、37度線の非武装地帯(DMZ)をさらに北上して最も北朝鮮に近づいた北方への飛行でした。
今回の任務は、アメリカ大統領があらゆる脅威に対応するため、さまざまな軍事的選択肢を持ちあわせているとの決意を示した明確なメッセージに呼応するデモンストレーションで、北朝鮮のミサイル発射や核実験などこれまでの行為を深刻に捉え、事態へ真剣に取り組んでいることを示す行動でもあると説明しています。