747SPベースのSOFIA、ルフトハンザ・テクニークでC整備を実施

747SPベースのSOFIA、ルフトハンザ・テクニークでC整備を実施

ニュース画像 1枚目:SOFIA
© German Aerospace Center (DLR)
SOFIA

アメリカ航空宇宙局(NASA)とドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同運用する「SOFIA (Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy : 遠赤外線天文学成層圏天文台)」は2017年11月20日(月)、ドイツ・ハンブルクのルフトハンザ・テクニークの格納庫に到着しました。SOFIAは、機体記号(レジ)「N747NA」で747SPをベースに、研究を行うための望遠鏡を機体後部に搭載しています。

今回のハンブルクへの移動は、定期的に予定されているC整備の実施です。この機体は、NASAの規則に従ったメンテナンスが実施され、必要に応じて機体構造についても徹底的な点検と修理が行われます。

SOFIAは、機体後部に搭載する望遠鏡を利用するため、胴体に縦、横が4メートル、6メートルのドアを備え、特殊な電子システムの搭載など、科学的な調査事業のため機体は大幅な改修が施されています。

なお、SOFIAは2014年にルフトハンザ・テクニークでD整備を実施しており、その際も同社の747SPに関する豊富な経験がメンテナンスの委託先として決定した大きな要素で、ヨーロッパで747SPの認定を持つ唯一の企業でもあります。

メニューを開く