JAL、超音速旅客機の開発を手がけるブームと提携 将来20機の優先発注権

JAL、超音速旅客機の開発を手がけるブームと提携 将来20機の優先発注権

ニュース画像 1枚目:超音速旅客機めざすXB-1「ベイビー・ブーム」
© 日本航空、ブームテクノロジー
超音速旅客機めざすXB-1「ベイビー・ブーム」

日本航空(JAL)とアメリカのブームテクノロジーは、ブームが開発に取り組む超音速旅客機についてパートナーシップ関係を締結、資本業務提携で合意しました。両社はこれにより、飛行時間の短縮に挑戦します。

JALはさまざまな分野での技術革新が進められる中、ブームが挑戦する超音速機について、航空機による「移動時間の短縮」に大きな価値があるとして、JALは定期航空運送事業者の観点からサポートします。「超音速機」による運航を目指し、利用者には従来と全く異なる「時間」を提供する未来の創造をめざし、協業するとしています。

ブームが開発を手がける航空機は、2020年代半ば以降の導入を計画、巡航速度は時速換算で2,335キロメートルとなるマッハ2.2の超音速飛行で、航続距離は8,334キロ、装着座席数はビジネスクラス仕様で45席から55席です。

これに対し、JALは1,000万ドル、日本円で11億円超の資金を提供するほか、技術、仕様など定期航空運送事業者の観点から開発をサポートします。さらに、プロモーションに協力するほか、将来は20機の優先発注権を獲得しています。

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