エル・アル航空、格安航空ブランドUPの運航を停止へ サービス再編で

エル・アル航空は2017年1月3日(水)、テルアビブ証券取引所での開示情報で同社の格安航空ブランドとして運航するUPを廃止する意向を示しました。これは同社のヨーロッパ路線のネットワークやサービスの再編に伴う対応で、「エル・アル」ブランドに統一し、エコノミー向けのサービスを強化します。

新たなエル・アルのエコノミーのサービスは、2018年第4四半期に提供を開始する予定で、航空券の販売は2018年第2四半期を予定しています。このサービス変更はエコノミーで3つの運賃を設定し、最も安い運賃は価格に敏感な客層向けにキャンセルを無くし、荷物の預け入れ、機内食を提供します。この最安運賃をベースに、座席選択、荷物の預け入れの取り扱い、キャンセル対応でサービスを組みあわせて運賃を設定します。運賃は「Lite」「Classic」「Flex」の3種類で、運航します。

こうした対応に伴い、UPブランドでの運航を取りやめ、ナロウボディの運航もヨーロッパ向けの路線で変更を進めます。UPは現在、テルアビブ発着でベルリン・シェーネフェルト、ブタペスト、キエフ・ボルィースピリ、プラハ線などに運航しています。