日本政府観光局(JNTO)は2018年1月16日(火)、2017年1月から12月までの訪日外客数の年間推計値が前年比19.3%増の2,869万1,000人で過去最高を記録したと発表しました。航空路線の拡充やクルーズ船寄港数の増加、査証要件の緩和に加え、継続的な訪日旅行プロモーションなど、様々な要因が訪日外客数の増加を後押ししたと推測しています。
訪日外客数の4分の3を占める東アジア地域では、韓国で相次ぐ格安航空会社(LCC)の新規就航、中国で査証発給要件の緩和による個人旅行需要の高まり、台湾、香港での地方へのチャーター便運航も訪日旅行者数の増加に寄与し、いずれの市場でも年間の過去最高を記録しています。
このほか、シンガポールでは初のシルクエアが広島線に、ジェットスターが那覇線に、スクートが関西線と冬季限定の新千歳線に就航しました。マレーシアでは日本各地への新規就航や増便、フィリピンでも航空路線の拡充、ベトナムではジェットスター・パシフィックが関西発着のハノイ、ダナン線に就航したほか、ロシアでは極東地域発の新規就航・増便、スペインでは2016年に約18年ぶりの直行便となる成田/マドリード線にイベリア航空が就航したことなどが訪日意欲を後押ししたとみられます。詳しくはJNTOのウェブサイトを参照ください。