三沢基地に「89-8706」到着、空自向けF-35Aが初配備

三沢基地に「89-8706」到着、空自向けF-35Aが初配備

ニュース画像 1枚目:空自F-35A、画像はAX-05
© U.S. Air Force Photo by Senior Airman Brittany A. Chase
空自F-35A、画像はAX-05

航空自衛隊三沢基地に2018年1月26日(金)、 初めてF-35A戦闘機が配備されました。三菱重工業の愛知県・小牧南工場内に設けられたF-35の最終組み立て検査施設「名古屋FACO」が所在する小牧基地を9時46分に離陸し、三沢基地には11時に着陸しました。三沢基地では、航空自衛隊に加えアメリカ空軍関係者も出迎え、駐機場への到着時には航空自衛隊の消防車が歓迎の放水で初配備を祝いました。

配備されたF-35Aの1機目「89-8706」は、臨時F-35A飛行隊で運用試験などに活用され、2018年度末までに10機体制でF-35A飛行隊を編成する予定です。

F-35Aは、高いステルス性を特徴とする第5世代の戦闘機で、周辺国の戦闘機をはじめとする航空戦力の近代化、増強が急速に進む中で、安全保障上で「極めて大きな意義」があると小野寺防衛相は指摘しています。特に、防空戦闘に限らず、情報収集や警戒監視、対地・対艦攻撃など様々な任務に対応し、陸上と海上の各部隊との連携を強化、統合運用能力の強化が期待されています。

なお、2018年度予算案では、F-35Aに搭載するJSMの取得経費を計上し、対艦攻撃能力を確保します。計画では、2018年度に完成するJSMをF-35Aに内装し、スタンドオフミサイルを搭載し、初期作戦能力(IOC)獲得段階での運用を見込んでいます。

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