川崎重工、名古屋第一工場で777X向け初号機用胴体パネルの納入式を開催

川崎重工、名古屋第一工場で777X向け初号機用胴体パネルの納入式を開催

ニュース画像 1枚目:名古屋第一工場で挙行された777X初号機納入式
© 川崎重工業
名古屋第一工場で挙行された777X初号機納入式

川崎重工業は2018年2月6日(火)、名古屋第一工場でボーイングが開発を進めている最新鋭の777Xの初号機用胴体パネルの納入式を開催しました。この胴体パネルは、同工場からシアトル近郊でペインフィールトに隣接するボーイングの777X組立工場へ出荷されます。

川崎重工は、777Xプロジェクトで前部と中部胴体パネル、主脚格納部、後部圧力隔壁、貨物扉の分担製造を担当しています。今回納入される前部・中部胴体パネルは、2017年2月に竣工した名古屋第一工場777X組立工場で最終組立が手がけられます。

777X組立工場は、名古屋第一工場北工場の敷地内に設けられ、前部胴体と中部胴体のパネル組立を行います。同工場は2017年2月に竣工、2017年6月に製造を開始していました。工場内は、自動で穿孔位置を認識して作業を行う自社製ロボット、打鋲の対象範囲が拡大したオートリベッターなど、最先端の画像センシング技術や制御技術を駆使した新規開発の設備を導入し、自動化を推進した施設です。

また、「Just in Time」システムをベースに川崎重工の各生産ラインでの適用を通じて独自に合理的な生産管理技法を展開したカワサキ・プロダクション・システム(KPS)を融合させ、高品質かつ効率的な生産を行います。

なお、777Xは、777-8と777-9の2機種を展開する計画で、今回の胴体は777-9向けです。この777-9は、胴体長さが76.72メートル、高さ19.53メートル、主翼長さが71.75メートルです。

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