ロシア空軍Tu-95爆撃機、太平洋側を南大東島付近まで南下 空自が対応

ロシア空軍Tu-95爆撃機、太平洋側を南大東島付近まで南下 空自が対応

ニュース画像 1枚目:ロシア空軍 Tu-95MS RF-94197
© 航空自衛隊
ロシア空軍 Tu-95MS RF-94197

防衛省統合幕僚監部は2018年2月20日(火)、ロシア空軍のTu-95爆撃機2機が日本の太平洋側と日本海側の一部を飛行したと発表しました。この飛行に伴う領空侵犯はなく、航空自衛隊の戦闘機などが緊急発進、対応しています。

統合幕僚監部が発表した資料によると、当該の2機は北方領土付近から南下、太平洋へ進出したものの北緯40度付近で本州よりに向きを変えて南下を継続しました。その後、八丈島と御蔵島の国際空域を通過して南下し、北大東、南大東島の付近で展開し、沖縄本島、奄美大島などに沿って北上し、室戸岬の洋上で方向を変え、再び八丈島と御蔵島を抜けて本州寄りに飛行しました。

その後、北海道の十勝沖から北方領土を経由して宗谷岬から日本海側に抜け、青森側の沖合に飛行し、ロシアへ戻りました。

統合幕僚監部が公表している画像によると、2機のうち1機は尾翼に「RF-94197」と記されており、ロシア空軍所属のTu-95MSとみられます。 この「RF-94197」は、2017年8月23日(水)、対馬と壱岐の間を抜け、沖縄本島と宮古島の間から太平洋へ向かい、紀伊半島沖を飛行、御蔵島と八丈島付近の間を通過し、北海道の太平洋上空を航行して周回した事案が確認されています。

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