NASA、火星で探査用小型ヘリコプターの飛行計画を公表 2020年

NASA、火星で探査用小型ヘリコプターの飛行計画を公表 2020年

ニュース画像 1枚目:Mars 2020で火星を探査するヘリコプター
© NASA/JPL-Caltech
Mars 2020で火星を探査するヘリコプター

アメリカ航空宇宙局(NASA)は2018年5月12日(土)、火星で探査用の小型ヘリコプターを飛行させる計画を発表しました。2020年に打ち上げる探査機計画「Mars 2020」でこの案の実現を目指します。NASAはこれまで地上走行などで火星探査を行ってきましたが、航空機を使う探査は初めての試みとなります。

NASAは、「別の惑星の空を飛ぶヘリコプターのアイデアは非常にわくわくする取り組み」とコメントし、火星でのリコプターによる発見、探査にも大きな期待を寄せています。NASAでは、2013年8月にマーズ・ヘリコプターの技術開発プロジェクトが開始され、4年間にわたり設計、テスト、再設計を経てきました。

「Mars 2020」で火星に送られるヘリコプターは、胴体がソフトボールほどの大きさで、重量は1.8キログラム以下、ローターは地球でのヘリコプターの回転数のおよそ10倍、毎分約3,000回で回転します。

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