鹿児島県総合防災訓練、5月27日に指宿市で開催 複合災害を想定

鹿児島県総合防災訓練、5月27日に指宿市で開催 複合災害を想定

ニュース画像 1枚目:平成30度鹿児島県総合防災訓練
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平成30度鹿児島県総合防災訓練

鹿児島県指宿市で2018年5月27日(日)、「平成30度鹿児島県総合防災訓練」が開催されます。この訓練は毎年、防災関係機関による相互の連携、県民の防災意識の高揚を目的に、各地で総合防災訓練を実施しているものです。当日は、指宿市の山川港、開聞総合体育館、開聞総合グラウンドなどを会場に、9時から12時30分まで実施されます。

訓練は、種子島東方沖を震源とする地震・津波、集中豪雨などの複合災害に伴い、多数の負傷者や孤立住民が発生している想定です。情報伝達、救出、救護、避難誘導、水防工法、ライフライン復旧などの訓練が実施されます。この中で、半島という地理的条件に対応した救助部隊の派遣と輸送、孤立した住民の海空各種輸送手段を用いた救出で、航空機が使用されます。

ヘリコプターは映像伝送、住民避難訓練での住民への津波広報、山川港ではヘリを活用した孤立者の輸送や海上漂流者の救助、上空調査などで活用されます。孤立地域からの住民避難ではレイクグリーンパーク多目的広場と開聞町イベント広場ヘリポート間の輸送が行われます。

訓練には新田原基地所属のT-4も上空偵察に参加するほか、海上自衛隊から多用途支援艦「あまくさ」、海上保安庁の艦艇も参加します。参加機関と実施規模は、消防、自衛隊、第十管区海上保安本部、鹿児島地方気象台、鹿児島県警、鹿児島県DMAなど79機関・団体からおよそ1,500名を予定しています。

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