環境省は2018年5月25日(金)、茨城県那珂郡東海村内の倉庫敷地に搬入された貨物の中に、特定外来生物の「アカカミアリ」が確認されたと発表しました。
該当貨物は、インドネシア・スカルノハッタ国際空港から成田空港に到着した貨物で、陸路で茨城県那珂郡東海村内の倉庫敷地へ移送されたものです。運送事業者によってアリを約30個体発見し、茨城県生物多様性センターに連絡したところ、アカカミアリの疑いがあったため、関東地方環境事務所に通報され、専門家によってアカカミアリであることが確認されました。
確認されたアカカミアリは、発見時に事業者が全て殺虫処理し、発見地点周辺では、ベイト剤を設置して防除を実施しています。周辺ではアカカミアリと疑わしいアリはほかに確認されていませんが、発見された場合には速やかに防除などが行われます。
なお、成田国際空港(NAA)は5月25日(金)から5月28日(月)にかけて、アカカミアリの生息調査を実施しましたが、発見されませんでした。
この事案を受け、環境省では相談窓口を設置し、アカカミアリやヒアリに関する問い合わせを受け付けています。詳しくは、環境省のウェブサイトを参照ください。