統合幕僚監部は2018年6月4日(月)、中国のY-9情報収集機が東シナ海から太平洋を飛行したと発表しました。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、対応しています。
Y-9は、アントノフAn-12をライセンス生産したY-8を、中国が独自に改良したターボプロップ4発の輸送機で、飛来したのは電波情報を収集するタイプとみられます。Y-9は東シナ海から宮古海峡を抜け、太平洋を飛行したのち、同じ経路で東シナ海へ戻りました。
公開されている画像によると、尾翼には「9221」と記されています。中国のY-9は、2018年4月にも、尾翼に「9211」と記されたY-9JBが、東シナ海から日本海を飛行した際に確認されています。