吉祥航空、787-9のデザインを公表

吉祥航空、787-9のデザインを公表

ニュース画像 1枚目:中国牡丹 塗装
© Juneyao Airlines
中国牡丹 塗装

吉祥航空は2018年7月16日(月)、9月に受領する予定の787-9のデザインを公表しました。この機材導入で吉祥航空は長距離路線の運航を開始する予定で、その1機目は「中国牡丹」をあしらった特別塗装機とする予定です。この牡丹は赤、黄、紫、青と様々な色を施し、中国の優大さ、優雅さを表すと同時に同社が公表する拡大計画のブランドやビジョンを表します。この特別塗装は、吉祥航空10周年としてA320にも施される予定です。

初号機以降の787には、これまでのチャイニーズレッドを継続して展開します。また、募集していた塗装でチャイニーズレッドを基調とし「Chinese Ribbon」塗装機も導入する計画で、中国政府の「一帯一路」政策の貢献を表現します。

吉祥航空の787-9の仕様は、ビジネスクラスはフルフラットになるトムソン・アエロ・シーティングの「トムソン・ヴァンテージXL」を採用し、座席配列は「1-2-1」とします。エコノミーはレカロのCL3710で、ノルウェーエアシャトルやウェストジェットなどが採用している長距離用で軽量化が図られた薄型シートを採用しています。エコノミーにも12インチのモニターを装備、USBポートを備えているほか、787に標準装備のムードライトで快適さを演出します。

なお、公表しているスケジュールによると、吉祥航空の787-9は8月8日(水)に最終組み立てラインで製造を開始し、9月に塗装と試験飛行を計画しています。納入は9月下旬、または10月初旬の見込みで、2018年中に3機を受領します。受領後は当面、中国国内線でこの機材を運航し、その後、長距離国際線に投入されます。

期日: 2018/08/08から
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