© Pilatus
キネティック PC-21
ピラタス・エアクラフトは2018年7月18日(水)、2016年に契約したイギリス防衛関連企業のキネティック向けPC-21の1機目を納入したと発表しました。キネティックは、同社とイギリス国防省が締結するエンパイア・テスト・パイロット学校(ETPS)のテストパイロットを養成する機材として、ボスクームダウン基地で使用します。
この1機目は7月17日(火)に納入されており、2機目は2018年第4四半期に納入されます。
2機のPC-21の導入は、ETPSが進める近代化プロジェクトの重要な部分で、イギリスで初めてPC-21が飛行する予定です。この機材は、パイロット向け訓練プログラムのにおいて主要な役割を担う予定で、キネティックはピラタスの支援を受け、訓練プログラムを充実させる計画です。
ピラタスは、PC-21が、空軍訓練の要求レベルが高まっており、その最先端の内容に応える機能を含め開発されたアピールしており、その空力を含む性能や最先端のコクピット装置、柔軟性、メンテナンス性など、さまざまな訓練機の中でも優れているとコメントしています。また、ジェット機で実施していた飛行訓練時間についても、PC-21のみで対応が可能で、燃料消費、騒音の排出を含めコストを大幅に削減できると説明しています。