関空の代替便、国際線を含め伊丹と神戸で計70便を受け入れへ

関空の代替便、国際線を含め伊丹と神戸で計70便を受け入れへ

関西国際空港の国際・国内線の一部便について、大阪国際(伊丹)空港と神戸空港が1日35往復70便の受け入れについて地元自治体が認める方針を回答しました。これを受け、関西エアポートも自治体に対し「精力的にご検討いただき、感謝申し上げます」とコメントを発表し、国土交通省など関係機関と今後の対応を検討する方針です。

国交省は、伊丹で国際線を含め1日20往復40便、神戸では国際線を含めまして1日15往復30便の増加をそれぞれ地元に依頼していました。これを受け、伊丹空港の周辺10市で構成する大阪国際空港周辺都市対策協議会、神戸市がそれぞれ国交省の要請を受け入れる旨を回答しています。

伊丹空港では、受け入れに際し現行の運用時間7時から21時について、22時まで延長する要請については、認めませんでした。ただし、遅延便については受け入れる方針を示し、緊急事態を受けた弾力的な運用を認めます。

台風21号の関西地方の直撃で、関西国際空港では浸水や連絡橋へタンカー追突事案が発生に伴う旅客アクセスの不通で、定期便の運航再開が遅れています。今回の措置は、こうした事態を打開する措置として、国交省が提示していました。

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