SUBARU、航空機システムインテグレーションの飛行試験機が初飛行

SUBARU、航空機システムインテグレーションの飛行試験機が初飛行

ニュース画像 1枚目:試験飛行に使用しているKM-2D「JA8222」
© SUBARU
試験飛行に使用しているKM-2D「JA8222」

SUBARUは2018年10月17日(水)、同社の航空宇宙カンパニーが防衛装備庁から受注している「航空機搭載型小型赤外線 センサシステムインテグレーション」の研究試作について、飛行試験機の初飛行に成功したと発表しました。

初飛行は、陸上自衛隊の宇都宮飛行場で実施され、周辺空域で1時間弱の飛行を実施しました。この飛行試験機は、富士重工時代に製造したKM-2D-1、機体番号(レジ)「JA8222」を改修したもので、警戒監視用の小型赤外線センサや高度な飛行制御システムを搭載しています。

SUBARUは、小型航空機や無人航空機をはじめとする航空機のシステムインテグレーションについて、40年の開発経験で培った技術基盤を持ち、その技術と経験が本事業においても十分に発揮されているとコメントしています。

防衛省は、「航空機搭載型小型赤外線 センサシステムインテグレーション」事業を2013年度から2018年度にかけて設計、飛行試験機1機、赤外線センサ1式、 地上システム1式などを試作し、2016年度から2019年度に試験を実施し、研究を終了する予定としており、9億2,100万円の予算を投じています。

航空機に搭載した小型赤外線センサでの弾道ミサイル警戒監視システムの実現に必要なシステムインテグレーションを研究し、技術審査により自ら設計、製造の内容を確認しながら事業を行うことで将来装備の開発に必要な技術資料を得るねらいです。

詳しくはSUBARUのウェブサイトを参照ください。

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