エアバス、A330-900でETOPS 180超の承認を取得

エアバス、A330-900でETOPS 180超の承認を取得

ニュース画像 1枚目:A330-900
© AIRBUS S.A.S.
A330-900

エアバスは2019年1月28日(月)、A330-900について「ETOPS 180超」の承認をヨーロッパ航空安全庁(EASA)から取得したと公表しました。これは「ETOPS 285」にあたり、水上や遠隔地、近くに着陸できる滑走路が整備されていない航路でも285分以内に着陸可能であれば、自由に経路の設定が可能になります。

このETOPS認証は、ロールス・ロイスのトレント7000エンジンを搭載したA330neoを運航する企業が、最も効率的で信頼性が高く、直接的な長距離路線を設定し、消費燃料の削減をはじめ、その恩恵を受けます。

今回の認証は、A330-900で「ETOPS 180」を含め、基本仕様の機能に「ETOPS 285」のオプションが含まれています。アメリカ連邦航空局(FAA)からのETOPS認証も、まもなく得られる見込みです。

エアバスは、現在のA330-200、A330-300はすでに何百万ものフライトを運航、その信頼性の高さが証明されており、ETOPS機能が加わり航空機の設計やシステムの成熟度の高さを証明し、新たなA330neoの性能が優れていることが実証されたものと評価しています。

A330neoは、A330-900とより小型のA330-800の2機種で構成する新世代のA330ファミリーで、トレント7000エンジンだけでなく、広いスパンと軽量な複合材料を採用した新たな3D最適化された主翼、新たなウィングチップシャークレットを組み込んでいます。旧世代機と比べ、より長い航続距離と燃料消費量は25%削減されます。

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